WEBディレクターのポートフォリオ

デザイナー面接の際はよく聞くポートフォリオ。WEBディレクターにも用意が必要?

2016年4月9日
WEBディレクターのポートフォリオってどんなもの?

WEBデザイナーのようなクリエイターの就職や転職では、よくポートフォリオの提示が求められます。
面接の際に持参して、それを見ながら面接官が質問をし、就活者が答えるという形です。ポートフォリオの説明をしてください、と面接官側から求められることもあります。
もし、とても実力のある人でも、それが採用側に伝わらなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
これはWEBデザイナーだけではなく、WEBディレクターにも言えることです。

どんなに統率力があって素晴らしい作品を仕上げてきたとしても、それが就活の時に相手に伝わらなければ意味がありません。
ポートフォリオは第一印象を決める、自分の資産といっても良いほど重要なものです。
特にWEBディレクターは全体の製作に関わった立場としてポートフォリオを説明しますから、細部まで説明できるようにしておく必要があります。
ポートフォリオを作っておけばそれを軸にして質問に答えていけば良いので、何も持参しないよりも圧倒的にWEBディレクターとして自己アピールしやすくなります。
もし面接官に「あなたをWEBディレクターとして採用するメリットを教えてください」と突っ込まれても、ポートフォリオの作品に説得力を持たせることが出来れば、答えに窮するリスクも低くなります。
説明のポイントは、サイトのメインターゲットは誰か、何を考えてデザインを決めたか、どんな想いを作品に込めたのか、といったことです。

WEBディレクターになってからも説明する機会は頻繁に訪れます。要件定義やプレゼンテーションの時にその力が求められるからです。
面接の前にはポートフォリオを用意し、WEBディレクターとして、細部まで作品に込めた自分の想いを言葉にできるかを確認しておきましょう。全力で仕上げたサイトであれば、伝えたいことはたくさんあるはずです。
そのためにも、伝える力を身につけておくことも大事です。

WEBディレクターのポートフォリオはどのような形式で用意する?

WEBディレクターのポートフォリオの提出形式は特に決まっておらず、自由な形式で良いです。
ポートフォリオは履歴書や職務経歴書だけでは分からない、本当の実力を示すために重要な資料になります。
WEBディレクターの仕事は、プロジェクトの進行管理、クライアントとの折衝、社内調整のスキル等が必要です。そのWEBディレクターに必要な能力をどのように示せるかがポートフォリオの作成のポイントになります。

WEBディレクターに必要な能力は、マネジメント力、問題解決能力、企画・立案力、リーダーシップになります。
マネジメント力は、ニーズを満たしたサイトを納期までに予算内で収める力量があるかどうかです。
今までの実務経験を記載する場合に、問題解決をどのようにしたかを中心に記載すると良いでしょう。問題解決能力は、現状の課題点を洗い出しながら的確に施策を実施するスキルがあるかどうかが評価されます。リーダーシップとあわせて、プロジェクト進行には必要なスキルですから、重点的に記載しましょう。
企画・立案力は、サイトを継続的に運用して成果を向上させるためのものですから、営業との連携やプリセールスでどういう提案をしたかの実績について記載していきます。

ポートフォリオを作成する上で、一番参考にしやすい形式が、ファンクショナル・レジュメと言われる形式です。具体的には、経歴を時系列にわけ、自分のスキルと自分の長所を記載する形式になります。
大切なことは、WEBディレクターとして自分の得意な領域における将来の展望をアピールすることと、ヒューマンスキルの向上心をアピールすることです。

当然、ポートフォリオの中には、文書だけではなく、自分で作成したWEBサイトのURL等も載せておくべきです。
マネジメント能力は確固たる技術力があって初めて成り立ちます。技術があってマネジメントは成り立つものです。

WEBディレクターのポートフォリオの持参は必須事項?

WEBディレクターのポートフォリオとはどういったものか、どういう形式で作るべきかをご説明しましたが、WEBディレクターの面接の際に必ずしもポートフォリオが必要、というわけではありません。
もちろんないよりはあった方があなたのことを企業にアピール出来るでしょう。

面接の際、履歴書と一緒に提出する職務経歴書をポートフォリオの形式に沿って作成する、という方法もあります。詳細については面接官に質問される前に自分の言葉でアピールするのが良いでしょう。
どれだけ実力が伴っていても、やはり人間性は最低限見られるものです。積極的に自分からアピールすることが大事になります。
弊社の面接では特にポートフォリオは必要なく、履歴書と、簡単な職務経歴書があると良いですがなくてもご自身で説明頂ければなくても構いません。
ポートフォリオと同様に職務経歴書の有無も一切選考には関係ありませんのでご安心ください。

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