未経験可のプログラマーの求人

専門職なのに未経験可のプログラマー求人があるのはどうして?

2016年4月3日
未経験でもプログラマーの求人に応募したい

ソフトウェアのIT企業の求人情報を見れば、プログラマーの求人に未経験可と書かれていることは多いです。
プログラミングをしたことがない未経験者であっても、プログラマーとして採用されるということです。
なぜ採用してもらえるのかというと、理由は2つあります。

1つ目は、プログラミングは仕事をしながら覚えていくことが出来るからです。
1年くらい仕事をしていると、基本的なプログラムは書けるようになります。男性でも女性でも、新卒や未経験、中途採用の人まで同じことが言えます。
もちろん、習熟度には差があります。書くスピードも異なりますし、覚えるまでの早さも異なります。それでも、1年くらい経てばプロジェクトチームの一員として仕事を任されるケースが多いです。
プログラミングは順次(順番に処理)、繰り返し(同じ処理を少しずつ条件を変えて繰り返す処理)、条件分岐(場合分けをして処理)、の処理を記述する作業です。
この3つの要素で構成されているので、たとえ言語が変わってもこの3つの作業が身についていればだいたい対応できます。
1つの言語をマスター出来れば応用がきくので、2つ目以降は習得までの時間が短くなります。

プログラマー未経験者でも採用される理由の2つ目は、プログラミング以外にも大切なスキルがあるからです。
色々ありますが、まず自分から学んでいこうとする積極的な姿勢が大切です。誰かから教えてもらうのを待っているようでは、いつまで経ってもプログラミングは身につきません。自分でプログラムを書きたい、面白い、という意欲が大切です。

他にも、SE(システムエンジニア)などの他者とのコミュニケーション能力や、長時間仕事に取り組める粘り強さや忍耐強さも重要なスキルです。

30代未経験でプログラマーになれるのか

30代未経験でも、プログラマーになるのは不可能ではありません。ただし、かなり努力が必要になってきます。

まず、全く違う職種から転職したいという場合には、ポジティブな転職理由を見つけることが必要になります。「前の仕事が嫌だったから」というのは絶対にダメで「30代になって視野が広がったらプログラミングをしたくなった」などポジティブな理由を用意する必要があります。

また「人とコミュニケーションを取りたくないからプログラマーを選ぶ」というのも、理由として間違っています。
プログラマーは黙々とプログラミングをするデスクワークだから人と喋らなくても良いと思われがちですが、SE(システムエンジニア)から説明を受けたり、納期を調整したり、開発の話し合い、など人と関わるシーンは結構多いです。
特に未経験でプログラミングのスキルが高くないという場合には、コミュニケーション能力などでカバーしていくことが求められる可能性があります。

プログラミングのスキルについては、30代であれば頭もはっきりしていて、新しいことも習得できるでしょう。未経験可という職場もあるので、これについては入社してから覚えていくことも出来ます。
覚えが早い人であれば、1年くらいで基本的な仕事はこなせるようになるでしょう。

ただし、プログラマーは仕事の忙しさの割には年収はそれほど高くありません。30代未経験となれば一般プログラマーの平均年収よりも少なくなってしまう可能性が高いです。
なので、30代未経験からプログラマーになるというのであれば、給料よりも「エンジニアとして良いサービスをつくりたい」「プログラミングが楽しくて仕方ない」という意欲や興味を持っているかどうかが問われます。

プログラムの基礎知識がない未経験プログラマー

年齢にもよりますが、未経験からプログラマーになるのは容易いことではありません。
プログラミングは仕事の中で覚えていくことが出来ますが、それは自分が知らないことを会社で丁寧に教えてくれるわけではありません。ある程度の基礎知識があり、プログラミングは出来るけれど自分で調べても解決できない問題にぶつかった時、それを解決するために先輩に相談するなどして覚えていける、ということです。

弊社に来る未経験応募の方は、「これからプログラミングを覚えたい」「興味がある」という方が多いです。
しかし、弊社では“実務経験”は”未経験”でも構いませんが、最低限の知識がある方を求めております。まったく知識がない状態では、申し訳ありませんが採用を見送らせて頂く可能性が高いです。
募集要項をしっかりと読んだ上で、最低限プログラマーとしての基礎が出来ている、という方は是非ご応募ください。

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